【電気刺激療法】膝蓋大腿症候群に対する効果のエビデンスについて【医療従事者】

今回は膝蓋大腿症候群に対する電気刺激について

電気刺激療法は普段から利用されていますでしょうか?

電機の刺激は好き!という人もおられるのかと思いますが、
その治療方法は本当に有用たるものなのか?

そう考えられる人も少なくはありません。

単体で利用されることは少なくなってきているのかと思われますので、
結局何が良くて効いているのか?と聞かれることもあります。

そんな電気刺激による治療の論文を紹介します。

研究内容

PFPの345人の参加者の結果を報告する8つのランダム化臨床試験を含めました。

試験集団の平均年齢は25〜43歳の範囲であり、参加者の大部分(53%〜100%)は女性でした。

症状の持続期間は広く、試験に含めるための症状の最小持続期間は1〜6か月でした。

4つの研究では、NMESと運動と運動のみを比較しました。

膝蓋骨テーピングと運動の1つの研究のすべての参加者に適用され、膝蓋骨のテーピングと氷も別の研究で適用されました。

各トライアルでは、異なるマルチセッションNMESプログラムをテストしました。

3つの研究(118人の参加者)からのプールされたデータは、NMESが治療終了時の痛みの軽減(3~12週間の範囲)に関連するという非常に低品質の証拠を提供しました。

活動中のVASの最小限の臨床的に重要な違い(1.5〜2.0、10ポイント中)は95%CI内にあるため、この結果は臨床的に関連性がない場合があります。

2つの膝機能評価システムで測定された、膝機能に対するNMESの影響がほとんどない2つの試験のプールデータから、非常に低品質の証拠が見つかりました。

1年間の追跡調査で、痛みと機能に対するNMESの影響がほとんどないという1つの試験(参加者29人)から、決定的でなく非常に質の低い証拠が見つかりました。

4つの試験のいずれも、治療の悪影響について報告していません。

1つの研究(94人の参加者)は、2種類の運動(等尺性運動と等運動性運動)で4週間毎日1日4時間適用されるNMESを比較しました。

この研究では、膝の痛みや有害事象に関する報告はありませんでした。

この研究では、4週間の治療終了時に膝機能の2つのグループ間に重要な違いがないという非常に質の低い証拠が提供されました。

注目すべきは、この研究における潜在的に厄介なNMESスケジュールであり、これは臨床診療で通常使用されるものとは一致しません。

2つの研究が異なるタイプのNMESを比較しました。同時に配信される高低周波数NMESは、1回の試験で順次配信される高低周波数NMES(参加者14人)と、2回目の試験で固定周波数NMES(参加者64人)と比較されました。

研究では、6週間の治療プログラムの終了時に、全体的な膝の痛み、膝の機能、または四頭筋の疲労(有害事象)の同時頻度NMESと他の2つのNMESプログラムの間に重要な違いがないという非常に質の低い証拠が提供されました。

結論


このレビューは、現在の臨床診療でPFP患者を治療するためのNMESの役割について情報を提供するためのランダム化比較試験からの不十分かつ決定的な証拠を発見した。入手可能な非常に低品質のエビデンスは、NMESのマルチセッションプログラムと数週間にわたる運動と運動単独の組み合わせが、治療期間の終了時または一年。筋肉疲労や不快感などの悪影響に関するデータはありませんでした。PFP患者に対するNMESの使用について通知するには、高品質の無作為化臨床試験が必要です。ただし、PFP患者を治療するための介入のための研究質問の優先順位付けには、専門家と利害関係者の合意が必要です

Martimbianco ALC、Torloni MR、Andriolo BNG、PorfírioGJM、Riera R.膝蓋大腿痛症候群に対する神経筋電気刺激(NMES)。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue 12. Art。番号:CD011289。DOI:10.1002 / 14651858.CD011289.pub2。 

まとめ 

結論としては何とも言えないものに。

問題たる悪影響は報告されていないようですが、有益たる報告もない。とのことで。

盲目的に治療方法を選択し、有害作用が無いなら問題ない。と考えられている人はそのまま利用されても良いのかと思われますが、貴重な時間を浪費しても効果が得られることの期待が少ないことに抵抗を覚える人には有益たる情報なのかと。

私個人としても電気刺激に対しての治療効果というものに関しては疑問しかありません故、治療という観点で提供することはありません。

提供者側の時間稼ぎとして利用されてもいますので、必要のない方はそういうことに。